【競馬回顧】皐月賞2018の分析と結果~エポカドーロの二冠達成の実現性やいかに~

文化
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分析

1着:◎⑦エポカドーロ(戸崎圭太)

父オルフェーヴル×母ダイワパッション(母父フォーティナイナー)

通算成績:3-1-1-0 コース適性:◎ 重馬場適性:○ 調子:◎ 騎手適性:◎

先週のアーモンドアイと同じように、最後は流す余裕すら見せての2馬身差の完勝。たしかに、稍重の馬場はこの馬にとって利するところとなったし、展開も陣営が望んでいたとおりのものとなった。というより、この展開は調教師の戦略的な逃げ宣言が作り出したものとみることもできる。とはいえ、やはりこの馬自身も相当力をつけていることはたしかだろう。

4コーナーでみずから動いていって上がり35.1。最後方から追い込んだ上がり最速のステルヴィオ(34.8)とはわずか0.3秒差。ワグネリアンにいたっては上がり35.2で、これではどこから追い込んでもエポカドーロの影すら踏むことはできないということになる。1番人気馬と2番人気馬を力でねじ伏せたといってもよい。

2着に入った9番人気のサンリヴァルにしても、前哨戦の弥生賞でワグネリアンや今回4番人気のジャンダルムと差のない競馬をしているわけだし、3着に粘った8番人気のジェネラーレウーノにしても、中山2000mの実績は抜群であった(印は回らなかったが)。10~12番人気が1~3着を占めたサニーブライアンの皐月賞とどこか雰囲気が似ており、ダービーでもマークが薄くなるようであれば二冠の可能性は高いとみる。

ただ、陣営はこの舞台がベストと考え、ここを最大の目標として仕上げてきた。母ダイワパッションはフィリーズレビューや1200m時代のフェアリーSを制した世代トップクラスの快速馬。その父フォーティナイナーは日本でも多くの短距離馬を輩出した名種牡馬だったが、母父としては京都記念やアルゼンチン共和国杯を制したトレイルブレイザー(父ゼンノロブロイ)などを出してもいる。

また、この時期の東京2400mならスピードで押し切ることも可能。良馬場の前哨戦(スプリングS)でステルヴィオに標的にされながらもハナ差2着の勝負をしているように、どのような馬場でも世代トップクラスのパフォーマンスは出せるはず。なによりも操縦性や機動力が高く、これらの特性はこの時期の長距離戦では大きなアドバンテージとなる。

2着:△⑭サンリヴァル(藤岡佑介)

父ルーラーシップ×母アンフィルージュ(母父アグネスタキオン)

通算成績:2-1-0-2  コース適性:◎ 重馬場適性:◎ 調子:◎ 騎手適性:○

この馬の場合はエポカドーロ以上に渋い馬場が味方したようにも見えるが、ホープフルSから弥生賞の2ヶ月あまりの間でジャンダルムとの差を大きく縮めているように、やはり馬自身が大きく成長している。血統的にも、父は距離・馬場不問で成長力もあるルーラーシップだし、母は幻の三冠馬アグネスタキオンとオークス馬ウメノファイバーを両親に持つ良血。この牝系は日本で戦前から根付く雑草血統をルーツとし、これがこの馬の底力の源泉になっているとも考えられる。

4着:○⑮ステルヴィオ(C.ルメール)

父ロードカナロア×母ラルケット(母父ファルブラヴ)

通算成績:3-2-0-1 コース適性:○ 重馬場適性:△ 調子:○ 騎手適性:○

本馬場に入ってから終始カリカリとしたところを見せていた。馬体も小さく映ったし、これから2000mの稍重馬場を走りきろうとする迫力は感じられなかった。外枠もこの馬には不利に働き、内へ内へ入れようとするたびにガードされ、結局最後方までズルズルと下がってしまう。最後はうまく進路を確保して追い込んだものの、逃げたジェネラーレウーノを捕らえるどころか、キタノコマンドールやグレイルにも後ろから詰め寄られ、やや物足りない競馬内容となった。

血統背景を見ると、七冠馬シンボリルドルフの全妹にトウショウボーイ、サンデーサイレンス、ファルブラヴと掛け合わせて生まれたのが母ラルケット。かなりの奥深さを感じさせるが、母父ファルブラヴの硬さが強く伝わっているようにも見受けられ、同じロードカナロアを父に持つアーモンドアイほどの柔軟性は備わっていないのではないか。もしNHKマイルCではなくダービーに出てくるようであれば、その辺がなんとも気がかりなところ。

結果

単勝:⑦ 500円→7250円的中

複勝:⑦ 500円→2150円的中

3連単:⑦→⑮→①②③⑭⑤ 各100円

3連単:⑦→①②③⑭⑤→⑮ 各100円

3連複:⑦-⑮-①②③⑭⑤ 各100円

合計:2500円→9400円(回収率376%)

通算:4100円→14010円(回収率342%)

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