大阪の大型書店ランキングとその立地条件を評価する

社会
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大阪の大型書店ランキング

1位 MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 2,060坪
2位 ジュンク堂書店 難波店 1,400坪
3位 ジュンク堂書店 大阪本店 1,200坪
4位 紀伊國屋書店 グランフロント大阪店 1,060坪
5位 梅田 蔦屋書店 1,000坪
6位 紀伊國屋書店 梅田本店 880坪
7位 ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店 818坪
8位 喜久屋書店 阿倍野店 712坪
9位 旭屋書店 なんばCITY店 推定700坪
10位 ジュンク堂書店 天満橋店 530坪
11位 紀伊國屋書店 天王寺ミオ店 504坪
12位 紀伊國屋書店 京橋店 推定500坪
13位 未来屋書店りんくう泉南 500坪
14位 紀伊國屋書店 本町店 470坪

圏外 紀伊國屋書店 堺北花田店 400坪
圏外 ジュンク堂書店 松坂屋高槻店 400坪
圏外 枚方 蔦屋書店 400坪

大阪市内の大型書店の立地条件を評価する

梅田

梅田(キタ)は大阪市北部に位置する西日本最大の繁華街。2020年現在、1,000坪超の大型書店が4店乱立しており、新宿(2店)と池袋(2店)を超える全国最大の書店激戦区といってよい。紀伊國屋書店梅田本店と同規模であった旭屋書店本店(1969年開店)は2011年に残念ながら閉店。本店が丸々入っていた地上8階建てのビルは、隣接していた梅田第一ビルディングに吸収される形で2015年に地上21階の清和梅田ビルとして生まれ変わった(噂されていた新店舗は未出店)。

MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 2,060坪(8フロア)   立地条件★★★★☆

2010年開店。阪急梅田駅から徒歩数分のチャスカ茶屋町地下1階~7階に入る。茶屋町は大阪有数の若者の街として知られ、どの駅からでも基本的に人の流れが多く混雑している。JR大阪駅や地下鉄梅田駅からだと10分以上の時間を要するかもしれない。それでも「日本最大の書店」という看板の下、老若男女多くの愛読家が集う。

ジュンク堂書店 大阪本店 1,200坪(2フロア) 立地条件★★★★☆

1999年開店。JR北新地駅や地下鉄西梅田駅から徒歩数分の堂島アバンザ2階・3階に入る。JR大阪駅や地下鉄梅田駅からだと徒歩10分以上かかる。2001年にジュンク堂書店池袋本店が2,000坪に増床するまでは全国一の売場面積を誇った。2010年に上記の梅田店が開店してからは必然的に客足は流れ、2018年には開店当初の1,480坪(3フロア)から1,200坪(2フロア)に減床。

紀伊國屋書店 グランフロント大阪店 1,060坪(1フロア)   立地条件★★★★★

2013年開店。JR大阪駅ほぼ直結のグランフロント大阪南館6階に入る。グランフロント大阪は「大阪最後の一等地」とされるうめきたエリアの先行開発区域として2013年に開業した大型複合商業施設。2期開発区域の完成とともにその需要は更に高まるものと思われる。

梅田 蔦屋書店 1,000坪(1フロア) 立地条件★★★★★

2015年開店。JR大阪駅直結のルクアイーレ9階に入る。同時に東側のルクア9階・三省堂書店ルクア大阪店は閉店。「本を売ることよりライフスタイルの提案」を掲げ、500席の椅子と19人のコンシェルジュを配置する。蔵書数(20万冊)だけでいえば300坪クラスの書店と同程度。ただしそのラインアップは人文系が中心。いろいろな面において他とは大きくコンセプトの異なる書店といえるだろう。

紀伊國屋書店 梅田本店 880坪(1フロア)   立地条件★★★★★

1969年開店。阪急梅田駅中央改札口階下1階という絶好の立地を活かして、大阪の書店の中では常に突出した売上を誇る。その歴史からも大阪を代表する書店といってよいだろう。待ち合わせの時間潰しなどで利用されることも多く、店内はいつ入っても混雑している印象。したがって、時間をかけて吟味するというような目的には向かない。

難波

難波(ミナミ)は大阪市中央部に位置する大阪第二の繁華街。歓楽街としての物量は梅田を上回る。なんばグランド花月前という立地の良さを生かして大阪を代表する書店に成長していたジュンク堂書店千日前店(1996年開店)は2016年に閉店。3フロア900坪の賃料がビル側と折り合わなかったようで、跡にはドン・キホーテなんば千日前店が入った。なんとも残念。

ジュンク堂書店 難波店 1,400坪(1フロア) 立地条件★★★★☆

2009年開店。同時に旧難波店は千日前店へと店名変更。JR難波駅ほぼ直結のマルイト難波ビル3階に入る。駐車場完備のため自家用車でも行きやすい。ただし、JR難波駅自体が難波の中心から西に700mほど外れており、千日前店などと違って「何かのついでに」という形では立ち寄ることがない店舗。

旭屋書店 なんばCITY店 推定500坪(1フロア) 立地条件★★★★★

1978年開店。南海なんば駅・地下鉄なんば駅ほぼ直結のなんばCITY地下2階に入る。難波の中心に位置し、20年に渡ってジュンク堂書店千日前店(旧難波店)と競合してきた。地下2階という位置のため、地下鉄と南海の乗り換え時に利用されることが特に多い。逆に、地上にいる時は必要以上に心理的距離を感じることも。

天王寺・阿倍野

天王寺・阿倍野は大阪市中南部に位置する大阪第三の繁華街。ターミナル駅としての重要性は難波を凌ぐ。そして近年再開発が進み、この10年で街は様変わりした。阿倍野エリアの老舗ユーゴー書店(1928年開店)は2011年に閉店。天王寺エリアを代表する旭屋書店天王寺MiO店(1995年開店)も2019年に閉店。こちらの跡にはそのまま紀伊國屋書店天王寺ミオ店が入ることになった。

ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店 818坪(2フロア) 立地条件★★★★★

2013年開店。ジュンク堂書店が天王寺・阿倍野へ初進出。大阪本店や梅田店、難波店が街の中心からややズレたところに位置しているのに対して、こちらは近鉄大阪阿部野橋駅と地下鉄天王寺駅ほぼ直結のあべのハルカス近鉄本店7階(5階は文具のみ)という好立地。開店よりわずか数年で、阿倍野エリアを代表する書店になった。

喜久屋書店 阿倍野店 712坪(2フロア)   立地条件★★★★☆

1996年開店。アポロビル2階(子ども館・漫画館はお隣のルリアスビル2階)。地下鉄天王寺駅にほぼ直結しているとはいえ、東側だけでなく裏側にあるあべのキューズモールからも分断されがちで人の流れは悪い。キューズモールからはViaあべのWalkを抜けて裏口から入ると意外と近い。

紀伊國屋書店 天王寺ミオ店 504坪(1フロア)  立地条件★★★★★

2019年開店。天王寺駅直結の天王寺ミオ9階に入る。JR利用者にとってはここが一番立ち寄りやすい。旭屋書店天王寺MiO店の跡を継いで、天王寺エリアにおける優位性は保持し続けるに違いない。

その他

ジュンク堂書店 天満橋店 530坪(1フロア) 立地条件★★★★★

1998年開店。天満橋駅直結の京阪シティモール7階。周囲には大手前の官庁街やオフィス街が形成されている。店内からは大川の流れを一望することができ、少し歩けば大阪城公園や中之島公園も。環境としては申し分ない。2005年に80坪増床。

紀伊國屋書店 京橋店 推定500坪(1フロア) 立地条件★★★★☆

開店年、売場面積ともに不明。京橋駅ほぼ直結の京阪モール2階に入る。京橋は梅田、難波、天王寺・阿倍野に次ぐ繁華街で、南方には大阪ビジネスパークや大阪城公園が広がる。飲み屋や風俗店も多く、天満橋のような落ち着いた雰囲気は望めない。

紀伊國屋書店 本町店 470坪(1フロア) 立地条件★★★★☆

1999年開店。地下鉄の本町駅や堺筋本町駅から徒歩数分の大阪国際ビルディング1階に入る。本町はオフィス街として歴史のあるエリアで、周囲には高層ビルが立ち並ぶ。近年は梅田や東京にそのシェアを奪われつつあり、そのためもあってか2015年頃に売場面積を160坪減床(100円ショップSeriaが入店)。

大阪市外の大型書店の立地条件を評価する

未来屋書店りんくう泉南 500坪(1フロア) 立地条件★★☆☆☆

2017年開店。おそらく大阪市外では最大の書店。イオンモールりんくう泉南の2階に入る(2016年までは旭屋書店イオンモールりんくう泉南店)。泉南地域を代表する駅に発展しつつあるりんくうタウン駅からバスで15分ほど、最寄りの樽井駅からでも徒歩で15分はかかる。無料駐車場完備のため自家用車では行きやすい。そして真正面に位置する関西国際空港の眺めも良い。

紀伊國屋書店 堺北花田店 400坪(1フロア) 立地条件★★★☆☆

2004年開店。堺市は大阪市に次ぐ人口80万人超の政令指定都市。その中心駅である南海堺東駅は近年、大型SCの乱立もあって地盤沈下が激しく、今では書店も194坪の丸善高島屋堺店(2019年開店)があるのみ。その大型SCのひとつでもあるイオンモール堺北花田の4階に入るのが紀伊國屋書店堺北花田店。ここが堺市内で最大の書店となっている。地下鉄御堂筋線の北花田駅にほぼ直結しており、大阪市内からのアクセスはよい。

ジュンク堂書店 松坂屋高槻店 400坪(1フロア) 立地条件★★★★☆

2020年開店。 グリーンプラザたかつき1号館3階に入っていた高槻店(2014年開店)からの移転となる。高槻市は北摂地域を代表する人口35万弱の中核市。その中心駅であるJR高槻駅は新快速が止まる京阪間の重要拠点で、書店も高槻駅にほぼ直結する距離に、アクトアモーレ1階の大垣書店(2004年開店)、阪急百貨店5階の紀伊國屋書店(2019年開店)、松坂屋4階のジュンク堂書店と大手書店が軒を連ねる。

枚方 蔦屋書店 400坪(3フロア)   立地条件★★★★☆

2016年開店。枚方市は北河内地域を代表する人口40万弱の中核市。京阪間の最重要都市の座を巡って高槻市としのぎを削っている。枚方市は蔦屋書店(TSUTAYA)創業の地でもあり、中心駅である京阪枚方市駅にほぼ直結する複合商業施設「枚方T-SITE」の中核店舗(1階・3階・5階の一部)として「蔦屋書店」が戻ってきた。蔵書数(15万冊)は梅田店と同様、同規模の書店と比べて少なくなる。

ヒバリヤ書店本店 推定200坪(3フロア) 立地条件★★★★☆

1965年開店。1号店(1918年開店) からの移転となる。東大阪市は大阪市、堺市に次ぐ人口50万弱の中核市で、その中心駅は近鉄大阪線と奈良線の分岐点である布施駅。 本店ビルは布施駅徒歩数分の場所にあり、売場面積は3フロア合わせても推定200坪ほどながら、壁一面に並べられた蔵書の数は大阪市外ではおそらくトップクラスだろう。